水島新司といえば、「あぶさん」よりも「ドカベン」のイメージが強い。「あぶさん」は週刊誌で読むくらいで、単行本は一切所持していないが、ある意味、無難に楽しめるマンガだったということか。
しかしセレモニーまで行われるとは大したものだ。
個人的には、野球マンガといえばヤングマガジンで連載されていた「ストッパー毒島」が一番好きだ。その後も「ダイヤのA」「クロスゲーム」「MAJOR」「ONE OUTS」など人気が出た野球マンガは存在するが、「ゴリラーマン」の作者・ハロルド作石の描く「ストッパー毒島」をおれの中では越えていない。
マンガ豊作期ならぬマンガ飽作期と揶揄されている現在だが、何気に各誌、面白い連載マンガを抱えているし、スポーツマンガもそれなりに隆盛している。
少年誌系では「アイシールド21」(アメフト・最近完結した)「新テニスの王子様」(テニス)「花形」(野球)「エリアの騎士」(サッカー)「あひるの空」(バスケット)「スマッシュ」(バドミントン)と思いつくだけでも上記に挙げた以外に連載されている。
しかし、スポーツマンガで最近のオススメは「ジャイアントキリング」だろう。サッカーマンガなのだが、主人公が選手ではなく監督だという所が面白い。
飽食の時代だからなのか、料理系マンガも少なくない。
「美味しんぼ」を初め、「築地魚河岸三代目」まで無難に楽しめるし、一話完結が多いところも良い。まぁ「美味しんぼ」は原作者の左派思想が意味なく散りばめられているという批判もあるが、おれが気になるのは、綺麗好きな主人公(寿司屋で店員がマグロを落としただけでキレて帰るレベル)がホームレスと同じ杯で酒を飲んだり家に上げたりする意味のない偽善者っぷりが気に入らない。
「美味しんぼ」に似た設定のマンガがドラマにもなった「神の雫」だ。マンガの主軸が料理とワインという違いはあるが、父親が有名人、幼いころから味の修行、現在はそれに嫌気が差しサラリーマン、美人アシスタントがつく。などと設定が被っているのでどうもおれには焼き直しにしか見えない。
ならば「神の雫」と同じ原作者だが「ソムリエール」というワインマンガの方が面白いし絵柄も好みだ。
ダメだ、止まらなくなるから敢えてここで水島新司の話に戻ろう。
正直、少年チャンピオンの中では「ドカベン」は飛ばしている。
プロ野球編までは読んでいたが、オールスターズ編はもうなんか違う。
チャンピオンは「浦安鉄筋家族」「範馬バキ」あとはギャグを数本読むくらいだ。
「ドカベン・プロ野球編」の初期はまだロッテ・黒木や西武・渡辺久信が現役で投げていたし、マンガで渡辺久信に完全試合をさせたら、現実の試合でも渡辺久信がノーヒットノーランを達成したという事もあった。
昔は面白く読んでいたんだけどなぁ・・・。藤子F不二夫大全集は購入しても、水島新司大全集が発売されても買わないだろうな。
何はともあれ、無難に読めるマンガが減るのは残念な事だ。


by 商人LV・6
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